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香嵐渓

香嵐渓(こうらんけい)は、愛知県豊田市足助町に広がる渓谷で愛知高原国定公園の一角にあります。その歴史は古く、寛永11年(1634年)ですから、江戸時代、徳川幕府が開かれた30年後頃に香積寺の三栄和尚が、巴川から香積寺に至る参道に楓や杉の木を植えたのが始まりとされています。そして、それから地元の住民などによって数多くの楓が沢山植えられたり、散策道がつくられるなどして、現在のように形作られました。
また、香嵐渓の象徴的な存在の橋、待月橋(たいげつきょう)があります。この橋に名が付いたのは昭和28年(1953年)のことだそうです。そして、その後、3回の掛け替え工事がされたました。現在は、平成19年(2007年)に新たに架け替えられた橋です。

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香嵐渓 紅葉

香嵐渓は何といっても、秋の紅葉が特に有名です。見ごろは、年によって前後はありますが、おおむね、11月中旬から下旬にかけてになります。香積寺の三栄和尚が、美しい自然をより美しくとの願いを込めて、般若心経を1巻詠むごとに、楓や杉の木を1本1本植えていったといいます。 その後の植樹によって、植えられた本数は四千本にもなり、その紅葉のさまは、まさに圧巻です。
そして、この見頃の時期の1ヶ月間は、夜間のライトアップで、日中のそれとはまた違った、なんとも幻想的な光景に覆われます。日没から午後9時までその夜間の光景が楽しめます。この時期は、紅葉を楽しみに訪れるお客様で大変な賑わいとなります。交通機関は大変混み合ってしまいます。香嵐渓へ訪れる際は、交通アクセスのチェックや早めの出発を考慮されて下さい。

香嵐渓の四季

香嵐渓では、紅葉のだけでなく、四季折々の風景や、催しを楽しむことができます。まずは春。香嵐渓は山野草の宝庫でもあります。時期としては、3月下旬から4月上旬にかけて、カタクリの薄紫色の花が一面に広がります。春を感じさせてくれるすばらしい風景です。そして夏、巴川は、子供たちの水遊びの場になります。そこは子供たちの声が響き渡ります。その声の向こうでは、鮎の渓流釣りの姿がみられます。
そして秋、10月中秋の名月。月見の会が開かれます。そして絶景の紅葉、香嵐渓もみじまつり。紅葉が終わり冬になります。秋頃のような人の賑わいもなくなりますが、雪の時期、一面白銀の世界が広がりますと、なんともいえない、冬の静寂感に包まれます。一年を通してその景色の移ろいを楽しめる所、それが香嵐渓です。

Copyright © 2008 香嵐渓 四季を楽しむ 紅葉